「カルト脱税」2024/6/3
| 著作
脱税小説としては3作目、ノンフィクションなどを含めると5作目となりました。
今回は出版社さんを介さず、amazonに登録という試みをしてみました。私一人では手こずりましたので、登録にあたっては代行業者さんのお力を借りました。
ご興味のあるかたは、お手にとってみてください!へえ~、国税って、こんな動きをしたりするんだ、などなど、新たな発見があるかも知れません。
(あらすじ)
教祖・福山富嶽の大胆な個性で勢いづく宗教法人・終末教団は、洗脳と高額寄付の強制で信者家族を搾取する欲望まみれのカルトだった。
二世信者の窮状が社会問題化する中、東京国税局に巨額脱税の内部告発が寄せられる。
課税第二部資料調査第三課、通称「ニノサン」は、満を持して調査に乗り出す。
担当実査官・越智哲人は、かつて優遇税制を悪用する宗教法人を暴いたニノサン期待の星。元二世信者で、家族を蹂躙した教団への復讐に燃える。
ところが教団の財務参謀は国税OB。描き上げた脱税スキームは、フロント企業を利用
した不正会計、暗号資産、キャピタルフライト。古巣の弱点・盲点を突いて巧妙に事実
を隠蔽する。
越智の身に数々の試練が襲いかかる。過激な信者の調査妨害。ぶりかえすトラウマ。幼馴染の教団秘書・美咲のたび重なる警告。
マルサも手をこまねく水際の緊張を経て、事態は世界規模へ拡大。そんな中、終末教団は、教祖の悲願というべき大祭典――全国数万の信者を一堂に集めた「東京ドーム大講話」を強行した。
国税、カルト、二世信者の悲哀で織り成される三重螺旋ストーリー。